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「おまえうまそうだな」〜安心の一本〜
category: アニメ・特撮
JUGEMテーマ:映画
 
TV ☆☆☆☆★


草食恐竜のマイアサウラに育てられたティラノサウルスのハートは、成長して後、仲間と群れることもなく一匹で生きていた。
ある時、食べるつもりの卵から孵ったアンキロサウルスの子供に「おまえ、うまそうだな」と言ったことからそれを名前と勘違いしたその子に父親と慕われ……。


草食恐竜が肉食恐竜を育てる、という話は割とよくある気がする。大分前にジャンプでもやっていた。
恐竜時代を舞台にした話は、いずれ滅びゆく種族ということで何だか憂鬱になるのだが、これは火山が噴火しても滅びる話ではないので一応安心して見ていられる。そこんとこはホッとした。
ウマソウとの出会いはCMでもじゃんじゃん流れたが、加藤清史郎くんの声と相俟ってかなりキュート。原田知世の母親はイマイチだったが(本職の声優にやってほしかった。ナレーションならいいけど……)、清史郎くんはマル。
つかもう、ウマソウは本当に可愛くてならんです。この可愛い子がいずれはどうなるんだろうと心配していたら、どうにもならなくて笑ったけど。
同じくCMでじゃんじゃん流れていた別れのシーン。クライマックスでなかったことに驚いたが、そこまでが前半と考えると、後半は普通、何年か時が流れているはずだと思うのだが、全然変わらん辺り、肩透かし。
この先、ハートとウマソウがどうなるのか、想像するのはちょっと楽しい。シリアスなら別れか滅びの道をひた走るのだろうが、この作品の場合、何だか上手くやっちゃう気がしないでもない。
年老いたハートと、ウマソウの家族がのんびり過ごしている図なんて、なかなかいいではないか?

子供と一緒に見てもいい、安心の一本。

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Comment.
映画はティラノシリーズの絵本の内3冊「「おまえうまそうだな」
「あなたをずっとずっとあいしてる」「きみはほんとうにステキだね」を元にしています。
http://www.netdetirasi.co.jp/cinema/interview/059.php
http://mi-te.jp/contents/cafe/1-9-742/
映画は絵本とは違うものをって原作者が頼んだようですがそれでも気になりました。

個人的にもシリアス演出の方にグッと来た事から、「作り手は描きたい物と描くべき物で混乱したのでは?」と思ってしまいまいした。
”描きたい物”は「中高生〜大人向けのバトルや弱肉強食や捕食や死亡?キャラ描写等」で、”描くべき物”は「映画は映画で原作絵本とはまた違う無難な親子向けの有り触れたお涙頂戴部分や楽しい活劇」を指しています。映画の曲でもそれが表れてるのかもしれません。描きたい物は弱肉強食を意識したカッコイイ挿入曲(「heartbeat」)と何だか怖い童謡な挿入曲(「ハートの子守唄」)、描くべき物は優しさを意識した主題歌(「君といる時間の中で」)に表れるという感じに。
因みに「heartbeat」と「ハートの子守唄」の作詞はおまえうまそうだな製作委員会です。アニメ映画版の絵本に載っています(表紙はアニメ映画のDVDBDとパッケージ?と同じ)。
本格的に弱肉強食とか食物連鎖を突き詰めたら(今の)ファミリー向けでは限界があると思います。因みに絵本と映画では死亡?キャラが違います。
絵本では主人公の友人のエラスモサウルスが死亡?します(「きみはほんとうにステキだね」参照)。映画ではモブ(冒頭の潰された卵、中盤?の三本ツノとそれに倒された恐竜、タマゴ山が噴火した後に倒れてる恐竜)と「ゴンザ」(主人公の因縁のライバル?噛ませ?)という肉食恐竜が死亡?します。

子供向けとか大人向けにも色々あると思います。なのでまとめて言う事は出来ません。
子供向けが得意と言っても「単純、簡単なもの、荒唐無稽が得意」な人と「子供向けだからこその真剣なものが得意」な人がいます。
大人向けが得意といっても「萌え、エロ、腐向けが得意」な人と「高度でマニアックなものが得意」な人がいます。

今の子供・親子向けと数年前〜昔の親子向けとは違うと思います。あの平成ライダーだって今の方が明るいですしね。売上もより良いのかもしれないので、「子供・親子向けは明るい方が需要あるのかな?」と思います。それに数年前までなら朝か夕方に放送するようなものでも、今では深夜になってもおかしくないです。
2012/06/26 12:45 PM, from JH
あと仮にも世界観は弱肉強食ですから安易なハッピーエンドはどうかと思いますよ。
王道ヒーロー物と冒険物じゃあるまいし、と思います。
2012/06/27 6:04 AM, from JH
>JHさん
コメントありがとうございます。生憎と原作は未読なので、元になった話がシリアスかどうか、どの程度変えられたのかまでは知りませんでした。この先読むかも分かりません。
よくあることではありますが、原作を知っている人には不満が大きいのかもしれませんが、これはこれでアリだろう、と私は思います。
世界観は弱肉強食かもしれませんが、私はこの作品を「ファンタジー」と捉えましたし。そこまで感想に書かなかったのは言葉足らずでしたね。
ツッコミどころ満載の安易なハッピーエンドは私も好きではありませんが、これは割り切ってしまえばいいんじゃないかと思っています。
2012/06/28 12:33 AM, from e-1
言葉足らずで申し訳ありません。個人的な感想ですが「作り手の描きたいもの、描くべきもので混乱したのかもしれない」「弱肉強食を突き詰めたら今の子供向けでは限界までいくのでは」という部分がメインでした。

描きたいもの、描くべきものって言ったのは予告のイメージと本編のイメージと結構違ったからです。予告で紹介された部分以外の方が濃いとすら感じました。ガチのバトルとか、世界観とか、肉食の事情とそれに関した家族描写等。

弱肉強食って言ったのは、絵柄が細かくてやや対象年齢も高い「あらしよるに」という映画もオチはガブ(狼)とメイ(山羊)の友情で押し通してた記憶がありますからね。対象年齢は「おまえうまそうだな」が乳児〜幼児向けなら、「あらしのよるに」は幼児〜小学生向けだと思います。

子供向けと言っても昔と今では違うと思います。
今では放送出来ないのも結構ありますね。
2012/06/28 3:18 AM, from JH
>JHさん
予告編と言うことであれば、「作り手の作りたいもの」と「会社が売りたいもの」の違いもあるかと思います。
金を出すのは親ですから、むしろ訴えかけるのは親相手。シリアスな話より、ほのぼのとした話ですよー安心して来てねーとした方が、食いつきはいいでしょうから。
実際のところ、まあ子供に確認したことはないので何とも言えませんが、多少残酷でもシリアスでも、子供はちゃんと見て理解すると思うんですけどね。
邪魔しているのは、大人の方なのかもしれません。
2012/07/01 1:31 AM, from e-1
映画版「おまえうまそうだな」は不満がありました。はっきり言って毒舌になってしまうかもしれません。

スタッフについても
「弱肉強食とか喰う喰われるの問題は最後までキッチリと扱ってください」「幼児向けだからこんなもんって舐めてるのか?」
「幼児向けでどうしても縛りがあって無理なら、制約がそれよりも少ない大人向けのアニメか映画で頑張って成果を上げてください」って言いたくなりました。

弱肉強食や喰う喰われるの問題をキッチリと真摯に扱った作品って実は少ないのでしょうか?
2012/07/15 10:42 PM, from VIS
>VISさん
コメントありがとうございます。
なるほど、原作ではきちっと弱肉強食を扱っているわけですね? 私は読んでいないので、子供向けのファンタジーみたいな話なんだろうと勝手に思っていました。
そう思ってしまえば、まあ、納得して見られる安心の一本だろうと。
弱肉強食をきっちり扱った作品、昨今は少ないかもしれませんねえ。もっとも、古い作品でも幼児向けにあるかどうかは分かりませんが…
2012/07/16 11:45 AM, from e-1
補足とうかフォロー(になってるかはわかりません)しますが、原作絵本と映画は展開も絵柄も違う、映画はオリジナルキャラもいると聞きました。原作者の方の「絵本とは違うように」って意向もあるんだと思いますが原作絵本と映画は別物らしいです。原作絵本では1冊1冊は話が独立しててキャラもそれぞれ別人で、主人公もそれぞれ違うティラノサウルスとのことです。

そしてこれも他から聞いたのですが絵本原作と映画の違いはこんな感じらしいです

・映画に出てきた主人公の友達の首長竜(ペロペロ)は絵本原作の「きみはほんとうにステキだね」にあたるけど絵本原作では乱暴な海の大顎にやられて大怪我をして倒れる
・映画に出てきたゴンザも作中で倒れたけど、絵本原作の首長竜とはシチュエーションもポジションも全然違う
・映画のラストも映画オリジナル

そして原作絵本は映画の原案になっていないのもありますが、それらでもメインキャラが死んだりする事も多いらしいです。
2012/07/16 9:23 PM, from VIS
>VISさん

補足ありがとうございます。
原作者の意向で、絵柄が違うことはJHさんの上のコメントで存じておりましたが、まあ、それはままあることですしね。「あらしのよるに」も絵柄は違いますし。
「あらしのよるに」は私も大体読んでいるので、特にラストは原作推しです。大抵の作品では、原作を先に読んでしまうと不満は出るものですよね。特に読者にとって、思い入れのある作品であるなら。

私は左程に思い入れはないですし(原作は未読ですから)、これはそういう話なんだなと思って見ていたので、それならいいや、という気分でした。前半まではかなりシリアスな話を期待していたんですけど(苦笑)。
なんか父親越えみたいな話もありましたし、その意味で教育的とか家族向けアニメなんだろうと。
2012/07/19 12:17 AM, from e-1
この映画ですが、作り手は少々子供を馬鹿にしてた感があるかもしれませんね(もしくは、力量が乏しくてこういうのしか出来ない)。子供は大人の考えた子供騙しを嫌うと聞いた事ありますし、偉い人達も「子供を馬鹿にしてはいけない」と言っていました。
2012/08/27 12:47 PM, from BOA
>BOAさん
レスが大変遅くなり、申し訳ありません。
結局のところ、この映画、子供の受けはどうだったんでしょう?
私の周囲で見た子供がいないので、よく分からないです。
子供が面白がってるなら、まあいいのかな、と…。
2012/09/14 1:31 AM, from e-1
今更ですがおまえうまそうだなという映画の事でコメントしたいと思います。

去年のアニメージュの8月号のこの人に話を聞きたいでおまうまの藤森監督のインタビューが載んでたのを見たのでがぶっちゃけ、「前向きな〜」っていうのは監督に失礼な気もしました。
2011年アニメージュ8月号はAMAZONで中古販売しています。

監督としては「捕食する側とされる側のテーマの話だったから、やっぱりそこから逃げて作る事は出来ない」「自然描写も含めて、ちょっとリアルに世界観を作らなくてはいけない」「人の生き死についてはあまり嘘をついちゃいけないと思う」 と寧ろ客観的とも言える発言もしていました。生き死に関しては、忍たまの映画についても「そこのギリギリのところをどこかなどこかなと探りながら作ったという部分はありますよね」と言っていました。

プロデューサーからは「とにかく女の人が泣ける話を」と言われたようですが、それについても「人が死ぬか別れるかと言う小手先のテクニックで泣かせたくない」って言ってるんであって”可哀想な話”が嫌だと言ったわけではありません。実際、キャラが死ぬシーンで泣かせるより虚しさとか冷徹さを表してる漫画アニメドラマはあります。ゴンザが倒れる所も泣ける演出というより、無常さを感じられる演出だったと思います。(悪い意味ではなく)

上層部はどうだか知りませんが。監督としてはああいうつもりだったのですから、あまりほのぼのとか言うのは監督失礼ではないのでしょうか?
2012/10/05 6:54 PM, from 絶太
2011年アニメージュ8月号でのコメントの1部です。
http://iup.2ch-library.com/i/i0756593-1349431209.jpg
http://iup.2ch-library.com/i/i0756594-1349431209.jpg
http://iup.2ch-library.com/i/i0756595-1349431209.jpg
http://iup.2ch-library.com/i/i0756596-1349431209.jpg
http://iup.2ch-library.com/i/i0756597-1349431209.jpg
http://iup.2ch-library.com/i/i0756598-1349431209.jpg
http://iup.2ch-library.com/i/i0756599-1349431209.jpg
http://iup.2ch-library.com/i/i0756600-1349431209.jpg
http://iup.2ch-library.com/i/i0756601-1349431209.jpg
http://iup.2ch-library.com/i/i0756602-1349431209.jpg


http://iup.2ch-library.com/でアップロードしましたが、すぐ消えやすいです。消えたらメールで教えてください。またアップロードします
2012/10/05 7:09 PM, from 絶太
メールはemailに載っていると思います。
2012/10/05 7:38 PM, from 絶太
>絶太さん
コメントありがとうございます。
また、インタビューの情報もありがとうございます。

監督としては「こういうつもりだった」と、その話を聞いた上で見れば、なるほど、感想も変わるかもしれません。その辺を気を付けてみるのですから。
ですが、ほのぼのという感想が「失礼だ」というのは、おかしなことだと思います。
私はそう感じたわけですし、他の人はつまらないと思ったかもしれないし、物凄く面白かった、と思う人もいるでしょう。私は、まあ面白かった、と思っています。その上で、ウマソウとハートの関係をほのぼのとしていいなー、と思うことに何か問題がありますでしょうか?
多分、何度見ても(見ないでしょうが)、そこの感想だけは変わらないと思います。ウマソウとハートのシーンが殺伐としている、なんて誰も思わないと思いますが、まあ、これも私の勝手な思い込みかもしれません。
2012/10/06 11:50 PM, from e-1
言葉足らず大変ですみません。気分を悪くさせて申し訳ありません。いずれも子供向けという媒体上、表現規制の問題には勝てなかったのでしょう、という事も考慮しています。(その枠の中でどれくらい出来るかってのも問題ですが)

個人的にプロデューサーの「とにかく女の人が泣ける話」という要望や企画や宣伝の「心温まる」を強調が無茶だなー、と思ったからです。大人の事情は知りませんが。仮にも恐竜世界で捕食者と非捕食者の問題も出てくる映画なのに「女の人が泣ける」「心温まる」路線ばかり押し付けられてもねえ・・・と思いました(作品にある要素の1つとしては良いのですが)。子供だって場合によってはシビアだし媚びられるのを嫌になる事はあると思います。子供向けの作品や書籍でも子供にわかるように伝えた、ハードな話のやつもありますし。

個人的に「女の人が泣ける」というのは死の描写についても綺麗事のイメージがありましたので。本当にハードなものは死の描写についても「泣ける〜」ってよりも冷徹さを表す事が多いと思います。昭和時代にあったやなせたかしさんの「チリンの鈴」も死が出てきますが、泣かせる為のシーンではなく厳しさや虚しさを表したものでした。
2012/10/07 4:43 AM, from 絶太
今更ですが追記。しつこくて申し訳ありません。

企画段階で何か引っかかるものを感じてもそれが戦略的には有利になる可能性もあるので難しいのです。ファミリー映画とか其処らのお綺麗な感動が好きな女性を狙ったものだと「心温まる〜」って材料がつく事多いと思います。子供はあまり媚びられると嫌になる事もあるのですが、親受けは良かったりする事もあります。「おまえうまそうだな」もああいう材料があったから、最近でも図書館だか会館だかで上映会をやれたのかもしれません。

しかし、映画はあれだけ予告とか作品概要で「ハートウォーミング」的に紹介されたにも拘らず、スタッフは2011年8月号アニメージュのインタビューであまり「ハートウォーミング」部分については語っていなかった所に何か含みを感じました。インタビューの画像はここに載せています。http://photozou.jp/photo/photo_only/2860818/156276493

寧ろありがちなハートウォーミング要素を否定したり、エンターテイメント性についての発言もあったので、上層部と溝があったんじゃないかと勘ぐってしまいました。考えの違いで
2012/10/15 11:15 PM, from 絶太
この記事やコメントを読んで割り込んですみません。

おまえうまそうだなの映画ですが
子供は大人の考えた子供騙しを嫌う事もあると聞いた事ありますしねえ。偉い人達も「子供を馬鹿にしてはいけない」と言っていました。”子供が見たい物”と”親御さんが安心して子供に見せたい物”は必ずしも当てはまりません。

おまえうまそうだなも映画は少なくとも企画というか販売サイドは本当に大切なものよりもただキャッチーを優先したかったのかもしれません。アニメや映画だとそういう上辺のキャッチーさばかり優先される風潮があります。上述のコメントでもあった映画のプロデューサーがスタッフに注文した「とにかく女の人が泣ける」というのも子持ちの親御さん受けを狙いたかったのかもしれません。ただ、スタッフとしてはそれは本意でなかったのかもしれませんね。上述のスタッフのインタビューで、予告とか紹介であれほど触れていた「心温まる」の部分についてあまり語ってなかったという事を考えると。

例え子供がシビアなものを受け入れたとしても親の方が勝手に「子供向けじゃない」と判断されることもありますからねえ。昨今は特に少しでも過激なものがあると文句言われそうで大変ですね。
2012/11/07 12:04 PM, from AMA
おまえうまそうだな。

長文な上に制作スタッフや原作者の裏話なので不愉快に感じたら申し訳ありません。
あまりの長文なので途中で途切れてたりしたら連絡ください。
原作はベストセラーですね。こちらの図書館にもあります。

■映画版のコンセプト等
そこで、映画版は、作者の方が企画会議にも参加して「原作と違うもの」と意見を言った事から、
割と最初から原作とは違う物になる事が決まってたようですね。宮西達也さんのインタビュー
http://www.netdetirasi.co.jp/cinema/interview/059.php
http://mi-te.jp/contents/cafe/1-9-742/
少なくともセールス側にとっては、これはありがたいと思ったかもしれません。
「原作と違うもの」って頼まれた以上、原作よりもキャッチーさを優先するという余地も出来たのですから。

■スタッフの考え
でも実際にスタッフにとっては、上層部の考えはそれほど本意じゃなかったってのもあながち間違ってないのかもしれません。
インタビュー(アニメージュ2011年8月号にあった)でスタッフの発言が少なからずありますが
これについて触れた意見を言おうと思います。
http://photozou.jp/photo/photo_only/2860818/156276493がそのインタビューです。

スタッフにとっては、同じ「原作と違う物」を意識しててもプロデュース側のような「とにかく女性が泣ける」という物よりも、
もっと他の要素も意識したかったみたいです(女性と言っても色々あるのは本当ですよ)。
映画版は作品紹介やコンセプトと、映画スタッフのインタビュー画像を見比べて見ると、
いかに映画の売り手だか企画は本当に重要な物は二の次でとにかく「可愛さ」「ハートフルさ」ばかりに拘ってるかのように見えました。
しかし、今の所、映画スタッフの発言ではそういうあれだけプッシュされてた
「可愛い」「ハートフル」部分にあまり触れてないのも確かです。
そればかりか、「捕食者と非捕食者の関係で〜」とか「自然描写を〜」とか
「”泣ける”という題目だけで1本の映画を作るのに抵抗あった」とかと言ってるので、
上層部の意図はあまり本意じゃなかったかもしれません。

■作中の台詞の一部とお母さんへの評価
作中でも、マイアサウラのお母さんについて「どうするつもりだったんだ」「こいつ(ハート)を一生苦しめる気か」と言ってた
肉食恐竜のボスがいました。マイアサウラのお母さんが育てなければ今はいなかったという事も認めていましたが、
ああいう詰問をさせたので気になりました。
この肉食恐竜のボスの怒り台詞もスタッフの抵抗にすら感じたのですが考えすぎでしょうかね?
そして、スタッフ自身もこのマイアサウラのお母さんについて「浮世離れしたところがある」と評していました。
このマイアサウラのお母さんへの発言は上にあるインタビューの画像に載っています。

■映画の絵柄
映画の絵柄に関してもスタッフの反応で何か含みを感じましたね。
一見、映画のデザインについて褒めてるように見えますがマイアサウラのデザイン以外は特に触れていませんからね。
マイアサウラのお母さんのデザインについては褒めてても、他のデザインについては特に褒めてる様子は見掛けませんでした。
(ただし、マイアサウラのデザインも絵本と違うのでその意味では不満に思う人もいるかと思いますが)
アニメージュ2011年8月号は自分の手元にもあるのですがその褒めてた発言を引用します。
「あんなシンプルなキャラクターなのに、眉毛もないのに、ここまで表情を出せるのかと。
あの辺はやっぱり柳田さんの力のおかげです。お母さんがあんなに生々しくて色っぽいのも、柳田義明さんの力ですよね。
お母さんの色っぽさは想定外だったんですが。」

マイアサウラのお母さんのデザイン以外での発言だと「丸っこいキャラだけどカッコイイアクションをやる」的な部分くらいでしょうか。
これだけだと他のデザインについては褒めてるのかどうかわかりません。
そもそも、他キャラのデザインについてもどこまでがスタッフの発案なのかどうかわかりません。
誰かから「丸っこいデザインにでもしてくれ」と頼まれたからなのか、そうでないのか謎ですからね。

■原作者の思い
原作者の宮西達也さんについてこういう話もあったらしいです。
http://mcgeorge.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/10-344a.html
・「大人が読んで楽しいから子供にも面白い」
『おまえ うまそう
2013/01/02 3:11 AM, from 句空

■原作者の思い
原作者の宮西達也さんについてこういう話もあったらしいです。
http://mcgeorge.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/10-344a.html
・「大人が読んで楽しいから子供にも面白い」
『おまえ うまそうだな』は7年前に発表。弱肉強食の厳しい自然界で本来、相いれない“親子”の関係を描きながら、
「種族の違い、敵対する者同士の壁は越えられるのか」と問いかける。
小学校低学年までが対象年齢だが、硬派なテーマが受け、大人のファンも数多く獲得している。
「最初から子供向けにと考えて描いていません。大人が読んで楽しいから子供も面白いと思えるのです」

■もしもの話
そして、今となっては野暮な話ですが、もしスタッフも映画版の上層部の意図を無視して、
もっと好き勝手やっていたらまた内容が違ってたかもしれません。
出来はどうなってたかは知りませんが、実際よりもスタッフの意図が強調される内容になってたかもしれません。
裏話を読む限り、手放しに好き勝手する余地があったわけでもないんだな、と思いましたから。

■とにかく女の人が泣けるという要望
映画はプロデューサー側からそういう要望があったようですが
要望ですが女性についても色々ありますよね。漫画アニメファンが好むような絵柄じゃないし、
漫画アニメゲームにあるようなイケメンキャラの話でもないし、ライダーみたにイケメン俳優も出ないし、
映画版あらしよるにみたいに細かい絵柄のヤギと狼の友情物でもないからです。
これらの要素も無しで「女の人が泣ける」っていうのは女の人をも馬鹿にしてると思いました。
ただ可愛いキャラでほんわかストーリーを作れば、女の人が喜ぶとでも思ってたのでしょうか?
2013/01/02 3:12 AM, from 句空
「おまえうまそうだな」に未だにコメントを頂いております。レスが出来なくて申し訳ありません。
何でこんなにコメントがつくのか不思議でしょうがないのが本音ですが、良くも悪くも色々考えさせられる作品なのかもしれません。(制作意図を含めて)
まだ駄作と切って捨てられる作品なら楽だったのでしょうが。
で、当方、忙しさの余り、レビューが二十本以上、去年の正月からの分が溜まっておりますので、申し訳ありませんが、こちらのレスに関してはお許しいただけますでしょうか?
もちろん、これから先も書き込んでいただくことは構いません。明らかな宣伝行為、荒らし以外は削除もしません。
ただ、お返事が相当先になること、内容が重複するであろうことから、私のレスに関してはお許しいただきたいと考えております。
申し訳ありません。
2013/01/04 3:26 PM, from e-1
何だか辛口な意見が目立ってますが

自分も、映画版「おまえうまそうだな」については、バカにしたコンセプトだなあって印象を持ちました。自前の情報の時点で、受け狙いがあったので却って裏目に出たと思います。客の反感を買って観に行く気失せた人も多いんじゃないのでしょうか?
実際、一映画としても賛否両論のある映画だと思います。

ぶっちゃけ監督の事をあれこれと言って申し訳ないのですが、少々突っ込みたくなりました。映画版「おまえうまそうだな」は監督の人が自分の個性を押し切って作る人ではないので、こんな風になったのかもしれませんねぇ。後の違う映画のインタビューでこんな事を言ってました。
「いかに美味しい料理にできるか」
ttp://www.creativevillage.ne.jp/cafe/fujimori.html
監督の人が周りのオーダーや枠を優先する人だってのはわかりましたけどそれが裏目に出る事もあると思います。

監督の人はアクション物をやりたい等と言ってましたけど、映画版「おまえうまそうだな」で結局は「ハートウォーミングな家族愛モノ」が優先されたと思います。何故なら、普通に見てる人には良くも悪くも「ハートウォーミングな家族愛モノ」と思われていますので。
他の人が貼ってたttp://photozou.jp/photo/photo_only/2860818/156276493のインタビュー(2011年8月号のアニメージュのこの人に話を聞きたい)によると、確かに監督の人は口出しして、楽しんで作ったと言っていますけど、語ってる部分は映画版のメイン所ではなく普通に見てる人は気づかない所ばかりです。絵柄にしても監督の発案か、周りの意向あってこその物なのかどうかもわかりませんね。
もっとも、映画版「おまえうまそうだな」は原作付きだけど原作者が最初に「絵本と違うものを作って」とお願いした珍しい例でもありますが。アクション等は原作にもあったかどうかは微妙ですが映画版のコンセプトは原作よりもアクション物と掛け離れてる感じです。

そりゃあ監督の人は、こういうハートフルお涙頂戴モノもやらなくはないのでしょうが
アクションとか派手な動きが売りでもある、という話も聞きました。
だいたい子供向けアニメだからって全てがハートフル系だと思うのは偏見ですよね。アクションが売りのもあります。
あのアンパンマンなんかも映画版とか、たまにある特殊な回(バイキン黒騎士の話とか)で普段よりアクション物みたいな要素が強くなった事もあります。

そして、違う映画の話になりますが監督の人がオーダーや枠を優先するってのは2011年の某忍者のアニメ映画でもそうですね。これも、映画らしさは出しても結局はその枠の中でやったみたいです。死人を出さなかったり、ギャグ等を脚本の人(浦沢義雄)に付け加えて考えてもらったりしたそうです。上述のアニメージュでのインタビューによると「一番ハードな所まで行ったかどうかはわからない」と言ってました。
そして、上述のインタビュー画像にはありませんが「僕たちが作った骨格を浦沢義雄さんにお渡しして、台詞回しやギャグは『乱太郎』らしさを付け加えていってもらって、今回のシナリオが出来上がりました。」
「○○(某忍者)の場合やっぱり死人を出すわけにはかない」と言っていました。
この某忍者映画は、映画版「おまえうまそうだな」と同じ監督。
2013/01/25 3:54 PM, from ちゃい
自分もこの映画には言いたいことがあります。

企画、キャラデザ、キャスティング、起用、マイアサウラの母親に
ついての意見なので長くなります。
出来れば返答をくださるとうれしいです。

■企画

絵本や童話が人気だからって何でも映画化しようなんて
企画段階で無理があったようにも思えます。
2005年に上映された「あらしのよるに」なんかは
1冊ごとの完結でなく数巻も話が続いたので良かったと思います。
しかも「あらしのよるに」は原作者も脚本に参加出来てたので幸運だったでしょう。

それに比べて「おまえうまそうだな」は1冊ごとの完結の絵本です。
元々繋がってない複数の話をまとめるというだけでも無理があるのに、与えられた尺に合わせて伸ばしても原作ファンは難色示すでしょう。
しかも、こちらは「あらしのよるに」と違って原作者は脚本に参加してません。
ホンの最低限の事しか注文せず、絵本と違うものを頼んでいました。
http://mi-te.jp/contents/cafe/1-9-742/のインタビューで原作と違う物を頼んだ件に触れています。


推測かつ乱暴 な言い方でになりますが、おそらく企画側は「人気絵本のネームバリュー、親子の絆という部分に目を付けた」という、浅はかな考えだったんじゃないかと思います。

情報段階から「安易に絵本のネームバリュー、親子愛に目を付けてそう」と思ってました。映画版の絵柄もああいう路線にしろってスタッフ側に命令したのかもしれませんね。

まあスタッフ達もスタッフ達で、企画段階にあったかどうか怪しいアクションだか活劇もやりたいと思ってたそうですが。
(ただ、アクションだか活劇もやりたい要望は、絵本のネームバリューや親子愛を利用したいか否かとは、あまり関係なさそうなのでまた別の話だと思います。)

■キャラデザ方面

ガラッと変わる例もありますがこの映画に関しては、
「本当はもっと違うデザインでやろうと思ってたけどポケモンみたいにしろと頼まれて仕方なくやった」という可能性も必ずしも否定しきれない。

「丸っこいキャラだけど格好良いアクションをやる」的な発言はhttp://photozou.jp/photo/photo_only/2860818/156276493を参照。
アニメージュ2011年8月号の、この人に話を聞きたい。P86〜89の中の一部です。見れなかったすみません

こういった意見しか知らないのですが、これだけだと本当に監督(下手すりゃキャラデザイナーも)の意向であのデザインになったのかどうかわかりません。

「丸っこいキャラだけど格好良いアクションをやる」的な発言は、こんなキャラになったのは仕方ないがが、それでもアクションをやってやる」という意地なのかもしれませんし。

と思いました。

■キャスティング

キャスティングも子供店長だの、原田知世だのを起用すれば、子連れ層狙えるだろうという浅はかな考えだったのではないでしょうか?
ただ、キャスティングはスポンサー、プロデューサー、監督、音響監督の誰が決めたのかは分からない状態です。
原田知世については、監督曰く「自前にイメージしてなかった」そうですが。
まあアニメ映画にありがちな芸能人のキャスティングは
宣伝費とかの事情があるのかもしれませんがハッキリした事情は謎です。

■起用理由

「大山ドラえもん映画ワンニャンの映画のカーチェイスパートの部分を担当して評価高いらしく、しかも当の本人もアクション物もやりたいと言ったらしいスタッフ」を、

何故、映画版おまえうまそうだなのような当たり障りのないほのぼのアニメ映画の監督に起用したのは一体何が理由だったのかと疑問があります。初めての映画監督作品でこれですか、と思いました。

アクション云々はhttp://photozou.jp/photo/photo_only/2860818/156276493でも述べてました。
(アニメージュ2011年8月号の、この人に話を聞きたい。P86〜89の中の一部です。見れなかったすみません)

自分は、アニメ業界の事は知りませんが

もし「アクション関係で評価されてる&本人もそういう事をやりたいと言った」って事が本当ならば、
何故当たり障りのないほのぼのアニメ映画の監督にしたのか不明なんです。


■マイアサウラの母親
この母親には 遠回しにスタッフ陣も呆れてたのでしょうか?
監督の人が「肉食だとわかっていながら平気で育てちゃう浮世離れした」と言い方もしてました。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286
2014/07/10 5:14 AM, from レゴン
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